日本における野菜摂取量について
1人あたりの野菜摂取量は減少しており、
野菜摂取の目標量である350g(1日に小鉢を5皿以上)を食べている成人は、約3割のみです。
日本では中高年ほど野菜摂取量が多く、若い世代になるにつれて減少している傾向にあります。
野菜摂取量が不足することで、疲れやすくなったり、便秘など身体に悪影響を与え、生活習慣病のリスクを高めます。
野菜のはたらき
◆ビタミン
・糖質や脂質などの栄養素の代謝を潤滑にする。
・抗酸化作用・動脈硬化予防。
☆野菜をとることでビタミンを補給することができます。
活性酸素:活性酸素は侵入してきた細菌やウイルスから体を守る役割。その一方、必要以上に活性酸素がつくられるとシワなどの老化、動脈硬化などを引き起こすリスクが高まります。
活性酸素がつくられる原因:乱れた生活習慣、激しい運動、喫煙、ストレス、強い紫外線など。
◆カリウム
・塩分の排泄を促すため、高血圧や浮腫み防止
※腎臓に弊害が生じていてカリウムの排泄が十分にできない場合は、
カリウム制限がございます。その場合は主治医の先生に従ってください。
◆食物繊維
・善玉菌を増やして腸内環境を整える
・血糖値急上昇抑制する
・コレステロールや塩分を排泄する
食物繊維不足について
野菜から摂取できる食物繊維ですが、野菜の摂取量不足によって
食物繊維摂取量も不足している傾向にあります。
1日あたりの食物繊維摂取目標量は
18~64歳の男性で21g以上、女性で18g以上
(「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より)とされていますが
近年では、1日当たりの食物繊維平均摂取量は15g程度と、
多数の人が目標量より不足しているという現状です。
まずは「プラス一皿」の野菜を!
★野菜不足解消・塩分排泄のため、カット野菜や冷凍野菜・お惣菜を利用してまずは野菜「プラス1皿」を心掛けましょう。
理想的な1食あたりの野菜の目安量は
★生野菜なら両手に1杯 ★加熱野菜なら片手に1杯 が目安です。