2021年の平均寿命と世界の平均寿命

こんにちは(^^)管理栄養士の江良です。

少し前のお話になりますが、厚生労働省から2021年分の平均寿命と平均余命が記載された令和3年簡易生命表が発表されました!

簡易生命表とは、国勢調査や人口動態統計のデータをもとに作成し、1年ごとに発表されています。これらをもとに、この先の日本人の人口や、医療・保健・福祉といった分野の方針を決めるための参考資料としても利用されています。

令和3年簡易生命表は、日本における日本人について、令和3年1月から 12 月の1年間の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や平均余命などの指標によって表したものである。
これらの指標は、男女別に各年齢の人口と死亡数を基にして計算されており、現実の年齢構成には左右されず、死亡状況のみを表していることから、死亡状況を厳密に分析する上で不可欠なものとなっている。また、0歳の平均余命である「平均寿命」は、全ての年齢の死亡状況を集約したものとなっており、保健福祉水準を総合的に示す指標として広く活用されている。

※厚生労働省:令和3年簡易生命表の概況より引用


厚生労働省では日本の生命表として、「簡易生命表」と「完全生命表」の2種類を作成し公表されています。
(完全生命表は5年ごとに作成されています。)

2019年の日本人の平均寿命健康寿命は、以前こちらでもお知らせをしておりました。

最後の10年

2019年の日本人の平均寿命男性が81.41歳女性が87.45歳でした。2021年は男性は 81.47歳女性87.57歳と微増しておりますが、実は前年の2020年と2021年を比較すると少しだけ減少しておりました。

その理由は、新型コロナウィルスと老衰による死亡率の変化があげられていました。



ちなみに…

厚労省がまとめた2021年時点の男女別の平均寿命の世界ランキングによると、男性はスイス(81.6歳)が首位で、日本はノルウェー(81.59歳)に抜かれてなんと3位でした💦女性は日本が1位を維持し、2位は韓国(86.5歳)、3位はシンガポール(85.9歳)と続いており、女性はアジア勢が強いですね!

(ちなみに、国としては記載はしていないものの、香港の平均寿命は2021年で、男性が82.97歳、女性が 87.67歳と世界の中では実はトップでした!)



ぴんぴんころりという言葉が1980年代にありました。亡くなる直前まで元気に過ごすためにも、今できる食生活をはじめとした生活環境を変える1歩をどのようにして取り組んでいけば良いか、考える時間を取ることはとても大切です。

そして、この先の未来を見据えて少しでも今よりも良くしたいと思われたのであれば、私たち管理栄養士とともに取り組んでいただけたら幸いです✨