魚の缶詰を利用するときに気をつけたいこと

こんにちは。管理栄養士の江良です(^^)
今日のお話は、缶詰についてです。


缶詰は手軽で、安価で、長期保存が可能であり、便利な食品ですよね!特に、類の缶詰は、利用される方も多いかと思います。

そこで、今日は魚の缶詰のお話です。

一例として、鯖の缶詰の塩分量を見てみましょう。

水煮:食塩相当量0.9g
みそ煮:食塩相当量1.1g
(※重量100gあたり、文科省食品成分データベースより)

水煮にも、みそ煮と同程度の塩分が含まれていることが分かります。
特に味付けされていないように思える水煮にも、塩分が含まれている理由についてですが、

①缶詰は長期保存ができるように、塩分や糖分を高めに設定し中の食材が腐敗しないような加工がされている

②魚の素材自体にも塩分が含まれている。
とういうような理由があります。

水煮=味付けなしと考えて購入するのではなく、しっかり栄養成分表示を確認したいところですね!また、食塩不使用の鯖缶もあるので、そういったものを選ぶと塩分量はグッと抑えられます(^^)



では、魚の缶詰は、その他の調理法に比べて塩分量はどうなのか?
気になるところかもしれません。


例えば、煮魚の塩分量は、1食あたりそれぞれ3g程度あることがおおいです。これに汁物をつけて定食スタイルで食べるとすると、一食当たりの目安の塩分量を大幅に超えてしまいます💦

一方、魚のお刺身は、付ける醤油の量にもよりますが、塩分量は1g程度で収まります。


もちろん、塩分量は1日トータルで目標量に収められるように、他のお食事で調整されることも重要です(^^)困った場合は、担当の管理栄養士に相談してくださいね!


魚は、重要なタンパク質源であること、肉には含まれていないDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が含まれており、中性脂肪やコレステロール値を下げるサポートをすることも分かっています。

そんな魚の調理法や加工法に注目して、減塩しながら取り入れるために、ぜひこの記事を思い出してくださいね!