こんにちは!管理栄養士の佐藤です。
「無性に甘いものが食べたくなること」ありませんか?
無性に甘いものが食べたくなることの考えられる原因について、本日はお話ししていきます。
➀タンパク質不足
タンパク質が不足することで、脳内物質「セロトニン」の分泌が低下します。
このセロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、心身をリラックス
させる効果があると言われており、不足すると甘いものが食べたくなることがあります。
②ストレス・疲労
セロトニンは、「糖分・脂肪分」を摂ることで分泌されるため、
ストレスや疲労を感じた時に甘いものが食べたくなることがあります。
③甘いものに「依存」している
甘いもの(砂糖)は血糖値が急激に上昇します。
その後、急上昇した血糖値を下げる「インスリン」という
ホルモンの分泌により、血糖値は急激に下がり血糖値が下がります。
そうすると「低血糖気味」となるため、
血糖値を上げようと、また甘いものを食べたくなる悪循環が成立してしまい、
甘いものに依存してしまうことがあります。
④女性ホルモンの関係や貧血気味
女性の場合、排卵から生理前にかけて増加するプロゲステロンは、
食欲増進に関係するホルモンです。
また生理前はセロトニン分泌量が減りやすいため、
生理前は食欲が増進する傾向にあります。
更に血液の鉄分が慢性的に足りず貧血気味の方は、
疲れやすさや集中力の低下を感じることがあります。
そうすると、脳のエネルギー源である糖分を摂りたくなることがあります。
⑤睡眠不足(睡眠の質が悪い)
睡眠不足(質の悪さ)は、食欲を増進する「グレリン」というホルモンの分泌増加、
食欲を抑制する「レプチン」というホルモンの分泌を減少させ、血糖値も安定しにくくなります。
そのため、血糖値の乱れや、食欲が増進されることで甘いものを食べたくなることがあります。
「無性に甘いものが食べたくなるとき」の原因、あなたはどれが当てはまりそうでしょうか?
ぜひ一度、食べたくなる時の状況などを確認してみてくださいね♪
次回は、「甘いものが食べたくなったときの対処法」をいくつかご紹介しようかと思います✨
以前の記事⇩もぜひ参考にしてみてください✩