こんにちは(^^)管理栄養士の江良です。
今日は、塩分摂取量と男女差についてお伝えしますね!
塩分摂取量は男女差がある?
少し前の話になりますが、2024年11月に発表された令和5年の国民健康・栄養調査によると、成人の1日の平均食塩摂取量は以下の通りです。
• 男性:10.7g
• 女性:9.1g
厚生労働省の生活習慣病予防の目標である 1日7g未満 と比べると、男女ともにまだ多めの摂取量ということがわかります。もう一点・・この数値を見ると、男性と女性では少し差がありますよね。
では、なぜ男女で差が出るのか?
いくつか理由が考えられますが、食事量と食習慣の違いによるものもあります。
• 男性は比較的体格がおおきく、単純に食べる量が多い
• ラーメン・丼物・居酒屋メニューなど、濃い味を好む傾向がある
• 女性は健康や美容を意識して、味を薄める工夫をする人が多い

男性は特に減塩に注意する意識を持った方がよいことがわかりますね。また、その点でもう一つ大切なのが、性ホルモンと血圧数値への影響についてです。
•男性ホルモン(テストステロン)は血管を収縮する作用がある→ 男性:血圧が上がりやすく、腎臓への負担も高め
• 女性ホルモン(エストロゲン)は、血管を拡張し血管を柔らかくする作用があるものの、女性は閉経後は女性ホルモン分泌が減少するため、血管が硬くなり、血圧が上がりやすくなる→女性:閉経後は血圧が上がりやすくなる
と、ホルモンも影響を与えています。
男女差はありますが、年を重ねると女性は血圧が上がるリスクもありますので、今のうちからできる減塩をぜひ取り組んでいきましょう✨
また、地域によっても塩分摂取量は異なる傾向にあるので、「塩分摂取量と地域差」もぜひご覧くださいませ。