ストレスと糖尿病

こんにちは😊管理栄養士の星です。

皆さんは糖尿病に「ストレス」が深く関わっていることをご存知でしょうか?

今回はその「ストレスと糖尿病」の関わりについてお話していきます。

ストレスと血圧・血糖値

心身に「ストレス」がかかると体は緊張状態となり、交感神経が興奮します。

交感神経の興奮は、血圧・血糖値それぞれへ影響を及ぼすのです。

●血圧

血管が収縮して血圧が上がる

●血糖値

血糖値を上げるホルモンであるグルカゴン、アドレナリン、甲状腺ホルモンが分泌され、血糖値が上がる。

またストレスを受け続けるとインスリンに対しての感受性が鈍くなり(インスリン抵抗性)、血糖値が下がりにくくなることも分かっています。

ストレスがかかると体の仕組みにより、血圧も血糖値も乱れてしまうことが分かりますね・・・。

ストレスと食生活

では、私たちはストレスを抱えている時、どのような食生活になるでしょうか?

●重要な会議(プレゼンテーション)の前、胃がきゅっとなって食欲が無くなる。プレゼンテーション終了後もげっそり痩せたように感じる。

●ストレスがかかる場にずっといると疲れてしまい、甘い物や脂っこいものを食べる・お酒を飲むなどしてストレス解消する。

ストレスが加わると「より食べてしまい、太る人」と「食べられなくなり、痩せる人」に分かれてしまうようです。どちらも食生活は乱れてしまいますね…💦

ストレスを解消しよう!

食生活や血糖値の乱れを防ぐためにも、元凶となっているストレスを上手に解消する方法を見つけ出しましょう◎

今回ご紹介するのは、「ストレスコーピング理論」というアメリカの心理学者ラザルスによって提唱された理論です。

①問題を解決する(問題焦点型)

直面している問題に対して、自分自身で解決できることであれば解決しましょう。難しい場合は担当を変わってもらうような回避もOKです!

②気持ちを整理する(情動焦点型)

解決法や対応方法が無い場合、感情を誰かに聴いてもらって気持ちを整理しましょう。感情を発散することでスッキリします◎

③考え方を変える(認知的再評価型)

直面している問題への見方や発想を変えて、前向きに考えましょう。考え方を変えることが難しい時は一度距離を置いてゆっくり検討し直しましょう。

④周りにアドバイスをもらう(社会的支援探索型)

周りの人に相談してアドバイスを求めましょう。他の人の意見を聞くことも大切です◎

⑤リフレッシュする行動をする(気晴らし型)

運動、趣味、レジャー、カラオケ、温泉浴など、いわゆるストレス解消法を試してみましょう。リラクゼーション技法やヨガ、座禅などもいいですね!

上手にストレスを解消して、血糖値・食生活の乱れを予防しましょう◎