たんぱく質と血糖値の関係

こんにちは!管理栄養士の星です☺

糖尿病を予防するには血糖値をあげなければ良いのだから、血糖値に関わる“糖質”だけ注意していれば安心!と思っている方はいらっしゃいますか?

“たんぱく質”や“野菜”はなぜしっかり摂る必要があるのでしょうか…?🤔
今回は<たんぱく質と血糖値の関係>について少しお話していきます😊

たんぱく質は体の筋肉をつくるのに必要な栄養素というイメージはあるでしょうか?たんぱく質の摂取が不足すると筋肉が新たにつくられなくなり、筋肉が少なくなっていってしまいます。そうすると下記のような役割に影響します。

筋肉の役割①血中のブドウ糖(=血糖)の消費

筋肉には体を動かすことで血液中のブドウ糖を消費し、血糖値を下げる役割があります。しかし、たんぱく質の摂取不足により筋肉が減ると糖が消費できず、血糖値が下がりにくくなってしまいます。。

筋肉の役割②ブドウ糖の貯蔵庫

また、筋肉には余分な糖を貯蔵する働きもあります。たんぱく質の摂取不足により筋肉が減ると、貯蔵庫の容量不足により糖を十分に貯蔵することができず、血糖値が上がってしまいます。

筋肉が血糖値を安定させてくれる役割を十分に発揮するためにも筋肉を保持すること(=たんぱく質を十分に摂取すること)が重要となります。

1日当たりのたんぱく質の目安量

たんぱく質の1日当たりの目安量ですが、ご自身の体重1kgあたり1g程度となります。体重60㎏の方は、1日あたり60gのたんぱく質摂取を目指し、1食あたり20gの摂取を意識していきましょう!

息がはずみ、汗をかく程度の運動を日常的にしている方は多めに摂るようにすると良いですね!

※腎症第3期以降の方は医師の指示に従って摂るようにしましょう。

たんぱく質が豊富な食品・食材

最後にお手軽に摂ることが出来るたんぱく質が豊富な食品・食材の紹介です😊

●コンビニのサラダチキン1つ:たんぱく質25g前後

●コンビニのスティック型サラダチキン1つ:たんぱく質10g前後

●魚1切れ:たんぱく質17g前後

●肉類100g:たんぱく質17g前後(※加工肉やバラ肉、ひき肉などは脂質が多め・たんぱく質は少な目なので、ヒレ肉などがおすすめです🍗)

●納豆1パック:たんぱく質7g前後

●ゆで卵1個:たんぱく質6.5g

上記食品・食材例を参考にたんぱく質を上手に取り入れてみましょう!