こんにちは!管理栄養士の佐藤です。
先日は、栄養成分表示についてお話をしたので、
今回は栄養成分表示について知った上で、
「食品の表示を見る際の注意するポイント」をお伝えします✨
①「原材料名」について
「原材料名」は、その食品を構成する成分が多い割合順に表記がされています。
特に、注意いただきたいのが先頭に「砂糖」や「果糖ブドウ糖液糖」と記載のあるものです。先頭に「砂糖」「果糖ブドウ糖液糖」などの表記となる商品は、甘いジュースやお菓子(飴など)が多いです。こういった商品は、血糖値の急上昇を招きやすいため、召し上がる頻度は多くならないようにしましょう😀
②「食塩無添加」「食塩不使用」と表示されている商品について
食品加工時に塩分を含む食塩や醤油などの調味料を添加していないことを強調する商品です。
トマトジュースやバターでよく見られる表記ですが、使用する食材そのものに塩分が入っていた場合、「塩分0」ではないので、表面の「食塩不使用」という文字だけでなく、しっかり裏面の栄養成分表示を見ることが大切です。
例えばこのツナ缶、食塩無添加・オイル無添加と表示がありますね!

実際の栄養成分表示を見てみると・・
エネルギー48kcal、たんぱく質11.6g、脂質0.2g、炭水化物0.1g、食塩相当量0.2g、カリウム154mg (1缶あたり)
と、オイル無添加でも脂質は含まれていますし、食塩無添加でも塩分は含まれています😲これは素材のお魚そのものに脂質や塩分が含まれているから・・と理解することが出来ますね♪
無添加と書いてあるものを選ぶ意識は素晴らしいですが、冷静に栄養成分表示を見てみましょう◎
③「●●%減塩」、「●●%糖質カット」と低減表示された旨の商品について
「20%減塩」と表記のあるお味噌などをよくお見かけするかと思います。
これは、”自社従来品の20%減塩”または、”日本食品標準成分表に掲載している商品に比べ20%減塩”という意味です。
同じ「20%減塩」と表記されている商品でも、商品によって食塩相当量は違ってきます。
低減表示された旨の商品は、必ず商品それぞれの栄養成分表を見て、食塩相当量や糖質量が何グラムなのか・・【絶対量】を確認することが大切です😌
ぜひ、奥が深い食品の表示・・表面だけで読み取ると勘違いが起きる可能性があるので、ぜひじっくり読み込んでみてくださいね♪♪