こんにちは(^^)管理栄養士の江良です。
12月に入り、見かけることの多くなった柑橘類があります。
それは、柚子(ゆず)です。
12月22日には、柚子湯に入る方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今が旬の柚子は、減塩の強い味方でもあります。

柚子は皮と果汁、それぞれを使うことで減塩としても役立ちます。
■柚子の皮
柚子の皮に含まれる主な香り成分は、
・リモネン
・シトラール
・γ-テルピネン
です。
これらは柑橘類に多く含まれる揮発性のアロマ成分で、
口に入れた瞬間にさわやかな香りが立つため、
塩味が少なくても味わいに広がりを出すことができます!
また、香りは0.2秒で脳に到達するといわれており、
この香りを強く感じることで「味が濃く感じる」といった脳の性質を生かすこともできます。
また、柚子皮は1か月ほど冷凍庫保存で可能なので、余ってしまった時にも冷凍でき、お正月のお料理に添えることも今なら間に合いますね(^^)
では、柚子は具体的にはどんな料理に生かせるかというと…
① 和え物・ナムル
仕上げに、柚子皮の細切りを少し加えるだけで香りが立ち、
醤油や塩の量をいつもよりも2/3に減らしても美味しく仕上がります✨
② 汁もの・鍋料理
塩分コントロールを行う上では汁物の頻度はなるべく控えることをお勧めしておりますが、柚子は吸い物、みそ汁、鍋物に香りを添えると、減塩みそでも物足りなさが解消されやすくなります!
③ 焼き魚・蒸し鶏などのメインの料理
塩を控えた下味でも、柚子皮の香りで味が引き立ちます。
ちなみに、果汁はつけ汁としても利用できますね!
④ 酢の物
お酢と柚子の相性は抜群です!
お酢は酸味が引き立つことでの減塩や血糖値を緩やかにしてくれるなども期待できます。
⑤ うどん・そば
最後に削った柚子皮を添えると、めんつゆの量が減らせます。
お風呂に入れるだけではなく、ぜひお料理にも生かしてみて下さいね!