体重計測の重要性について

こんにちは!管理栄養士の佐藤です。

面談をしていると、「健診から体重を測っていない」と仰るかたも少なくありません。年に1回の体重計測だけでは、ご自身の体重増減に気付きにくく、何かの病気に罹患していた場合、発見が遅れてしまうリスクも高くなります💦

今回は健康のバロメーターといわれる「体重計測」の重要性についてお話をしていきます!

①肥満(BMI25以上)は生活習慣病リスクが上昇する

からだに余分な脂肪がつき、特に内臓脂肪の蓄積が進行すると、

以下のように、生活習慣病がドミノ倒しのように一気に進み、最終的には 生命に関わる可能性もあります。

このドミノが倒れることがないように、「内臓脂肪の蓄積」を防ぐ必要があります!

②低体重(BMI18.5未満)で骨粗鬆症・介護のリスクが上昇する

食事量減少などにより低栄養となると、筋力や免疫力が低下します。

そうすると骨粗鬆症や感染症、寝たきりとなるリスクも高まっていきます💦

痩せている高齢者は標準体重(BMI18.5~25未満)の人に比べて、認知症にかかるリスクも高いとのデータも出ているようなので、体重減少しないようにしっかり栄養を摂ることが大切です✨もちろん栄養だけでなく筋肉を維持するためにウォーキングなどの適度な運動も大切です◎

イラスト下肢筋力低下男 | 介護認定調査員の部屋

③体重増減がみられる病気がある

●減少がみられる病気

各種のがん・内分泌(ホルモンを分泌する腺のこと)疾患(甲状腺機能亢進症等)糖尿病・心療内科的疾患など

●増加がみられる病気

心不全・腎不全・内分泌(ホルモンを分泌する腺のこと)疾患(甲状腺機能低下症等)・心療内科的疾患など

これらの病気の早期発見のためにも、定期的な体重測定は重要なんです☺

体重計測の重要性についてお分かりいただけたでしょうか?

【低体重(BMI18.5未満)~適正体重(BMI18.5~24.9)~肥満体重(BMI25以上)】どの体重であっても体重を定期的に計測しておくことで病気の「早期発見」や、生活習慣病・寝たきり・認知症のリスク低下に繋がりますので、体重測定をしっかり習慣化していきましょう✊

体重計が無い方は、ぜひ購入をしてくださいね!

次回は「体重測定のポイント」をお伝えしようと思います✨