こんにちは。管理栄養士の江良です(^^)
減塩をしていると「塩はいけないもの」という思い込みがうまれがちです💦
ですが、実は塩は体に欠かせない物の1つでもあります。そこで、そもそも塩って何?というお話をしますね。
塩は、海水を煮詰めて残った固形物です。
主な成分は、「塩化ナトリウム(塩素+ナトリウムの化合物)」と呼ばれています。そして、ナトリウムは、実は体の中にも存在しています。
体内のナトリウム量は、腎臓で再吸収量の調節を行っているので、腎機能が低下するとナトリウムのバランスが崩れてしまうことも起こり得ます。
汗をかいたとき、汗がたまたま口の中に入ってしょっぱいと思ったことありませんか?これは発汗することで汗の成分の中にナトリウムが含まれているからです。
体内でのナトリウムの働きは、浸透圧を調節したり、水分バランスを整えたりしています。
そして、血圧の調整も!バランスが崩れると血圧が上がってしまうのです💦
通常ナトリウムは体内で不足することはありません。
しかし、熱中症や多量の発汗をしたときには、注意が必要です😢
そして、塩にも種類があります。精製塩と自然塩です。
自然塩はその他の通り、海水を煮詰めて作られたもの。
精製塩は、海水を電気分解、化学反応で作られています。
またサラサラにするために炭酸マグネシウムを混ぜています。
なめた時につんとした味を感じたことはありませんか?
これは塩化ナトリウムが99.5%以上含まれているからです。
反対に自然塩はそのままの状態なので、海水に含まれるミネラル分が豊富です。
日本のとある県では季節によって塩をとる時季を分けており、そのときによって塩の味が違うというものもありました。
秋は栄養が豊富で、味も深みがあるなどの変化を感じられるのです(^^)
味覚はシンプルなものほど敏感に感じ取ることができるので、ご自身が今どんな状態なのかチェックする意味でも産地ごとの塩比べは五感をいかして楽しめます!
精製塩と自然塩で比べるだけでも、その違いを感じられるのではないでしょうか?
減塩を行うと塩の量を調整する必要がありますが、その塩を選ぶことから始めてみるのもおススメですよ(^^)
ただし、摂りすぎには十分注意してくださいね✨