視覚と味覚

こんにちは。管理栄養士の江良です(^^)
今日は、視覚味覚を決めているというお話です。

みなさんは、減塩の食事はどんなイメージがありますか?
味が薄くて、見た目も白っぽいと思ったことはないでしょうか。
これは、調味料のが関係しています。

味覚はその名の通り、食べた時の味で、脳が判断しています。


しかし、味を決めているのは実は味覚だけではないのです。

人間の五感(視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚)のうち、知覚を占める割合が約80%と、一番多いのは視覚です。私たちは見た目でも美味しさを判断しています。

この視覚を利用して、ダイエットに活用する方もいらっしゃいます。
それは、青色を使うことです。青い食べ物ってあまりないと思いませんか?
青は食欲減退の色とも呼ばれ、食べ過ぎ防止にも繋がるといわれています。

では何故青色かというと、青色は自然界にはあまり存在していない色だからです。例えば、赤いバラはあるけれど青いバラはあまりみかけないですよね?(遺伝子組み換えなどによって人工的に作られたものはあります。)

また、青色は、気持ちを落ち着かせる色でもあります。
反対に赤色は温かみがあります。赤色は元気で活発なイメージありませんか?


このように、色にはそれぞれのメッセージがあると考えても良いかもしれません(^^)



話が少し脱線しましたが…

減塩では味が薄く、調味料も少量にすることで色が薄い物が多いです。
そのため、視覚からの判断もあり、あまり食欲をそそられないこともあるかもしれません😢


ではどうしたら良いのでしょうか?

味付けは薄くなる分、食材で色を使うことをおススメします!

色の濃い野菜が良いですね。特におススメは旬の野菜です✨
例えば、夏に旬を迎える野菜は、紫外線から身を守るために色を濃くしています。

代表的な夏野菜は、ナス、ピーマン、ゴーヤ、きゅうり、トマト、パプリカなど。
どれも黄色と色がはっきりしているかと思います。

冬であれば葉物野菜(ほうれん草や小松菜春菊など)が旬を迎えるのでおススメです。

味付けが薄くなったとしても、野菜の色を使うことで、視覚からも満足感を得やすくなりますよ!

お料理をされる場合は、ぜひこれらの色の濃い野菜を使って、薄味で、素材の味をいかした味付けにしましょう✨